バリアフリー施設の体験旅行で四国へ
昨年に施設を見学してから、利用者の方と一緒にいくことを計画していた、バリアフリー体験旅行に2月3日と4日に実施しました。
目的地は愛媛県の松山市で、宿泊した施設は道後温泉の近くにある、道後有輪荘という場所になります。
障害者団体で、宿泊人数が10名を超えると、食事代を除いた宿泊費用が半額になるということでしたので、ハーティ・ハンド支援事業所では12名でバリアフリー体験旅行に行くことになりました。
介助者と利用者が半分半分の割合になりますので、利用者の方が参加する人数によって介助者も1人増加するということになります。
移動はハイエースのグランドキャビンという10名乗車が可能な大型のクルマと、車いすの方を移動するために、2台ほどクルマを出して、合計3台で行くことになりました。
ハイエースグランドキャビンの画像が以下になります。


ハーティ・ハンド支援事業所のある広島県尾道市から目的地の道後有輪荘のある愛媛県松山市までは、しまなみ海道を渡って移動しますので、途中しまなみ海道にある来島海峡サービスエリアでの休憩をはさんでも、2時間程度で到着することができました。


道後有輪荘は、社会福祉法人社会福祉事業団が運営管理を行っており、完全バリアフリー施設ですので、到着後は温泉につかったり、館内で食事をしたりと、みなさまゆっくりと旅行の時間を楽しむことができました。
車いすを貸し出しできたり、介助が必要な場合には、介助可能な人員を配置していただけるなど、本当に障害者の方が利用しやすいための配慮が非常に行き届いていた旅館であると感じました。
今回のバリアフリー体験旅行に参加していただいた利用者の方だけでなく、介助者のほうもバリアフリーの重要性やこのようなバリアフリーがあるのかと、改めで実感することもできましたので、楽しむだけではなく有意義な時間になったのではないかとも考えております。
参加いただきました利用者の方はまた行きたいとおっしゃって下さる方もいますので、また来年の今度は季節を変えて、バリアフリー施設での安心できる旅行を計画しようと考えています。
最後に宿泊しました道後有輪荘の写真を掲載しておきますので、実際に宿泊にご興味のある障害者の方や、ご家族・親族の方はぜひ参考になさってみてください。
少しあるきますと、現在は工事中の道後温泉本館にもいけますので、観光の場所としてもかなりいい立地にあると感じました。



館内案内図には、視覚障害者の方でも確認ができるように、点字での案内文がしっかりとありましたので、視覚障害者の方がおひとりで移動して確認する場合にも、迷わないような配慮がなされていて、安心できる宿泊施設だと感じられました。
トイレも広く手すりがあり、障害者の方が利用しやすい配慮がなされています。
食事の写真です。
上記は夕食時のものですが、今回の旅行では、当日の昼・夕と次の日の朝の3回の食事をいただきました。
宿泊施設から少しあるきますと、道後温泉駅があります。
このように今では珍しい路面電車も走っています。