視覚障害者と横断歩道

皆さんは、普段横断歩道を使われる方がほとんどだと思いますが、この、横断歩道の多くには、歩行用の信号機がついていますね。

ご存知の通り、緑のランプ(青信号)がつけば歩行して良い。

赤のランプの場合は、停止する事が求められています。

では、視覚に障害がある方は、どのようにしてこの横断歩道を利用されているのでしょうか?

横断歩道利用の基本

基本的に、青信号の場合は昔とは違い、現在設置されている多くの信号機が青になれば、音が流れるものが多いと思われます。

勿論、これも視覚に障害がある方にとっては、信号が青なのか、赤なのかを判断する材料となります。

歩行時間延長信号機用「小型送信機」

横断歩道以外に使われている物としては、「歩行時間延長信号機用 小型送信機」という物があります。

この送信機を持っている視覚障害の方が横断歩道の感応信号機に近づくと、電波を感じる事によって青信号の時間が延長される機能があります。

更に、盲人用信号機の場合は、メロディーなどを流す機能があります。

この小型送信機には、二種類のタイプがあり、ループタイ型と、カード型が存在します。

更に、目の前にある障害物を感知する事ができる超音波タイプの電子機器などもあり、白杖という視覚障害の方が使われている白い杖にも、この電子機器の超音波機器を合体させたタイプも売り出されており、段々と便利な物が普及していっています。

サングラスや遮光眼鏡

また、光学的な補助具として使われるのが、サングラスや遮光眼鏡などの、色眼鏡から、単眼鏡や拡大鏡といって、弱視の方などが使われる単眼の望遠鏡や、小さい文字を見るために使う拡大鏡(虫眼鏡)もあります。

盲導犬

更に、皆さんよくご存知だと思われますが、盲導犬といって、視覚に障害がある方が屋外などを歩行する際に安全の為に訓練を受けた犬がいます。

身体障害者補助犬法という法律が2002年(平成14年)に施行され、公共機関だけではなく、ホテルや、食品を扱うスーパーなどの民間施設でも、盲導犬を拒否する事はできなくなっています。

また、盲導犬とは、補助犬の事であり、この補助犬には「盲導犬」以外に、「介助犬」「聴導犬」などがおります。

一昔前であれば、いくら盲導犬だといっても、盲導犬に対する正しい知識がなく、犬だという認識を持って嫌がられるといった残念なケースも多くありました。

しかし、盲導犬は一般家庭などで飼われている犬とは全く概念が異なり、視覚障害の方などを安全にサポートできるよう、徹底的な訓練が行われた犬達です。

近年では、法律の施行と、盲導犬に対する正しい知識を持つ人々が増えた事によって、盲導犬を連れて行動をしやすい環境になりつつあるといえるでしょう。