同行援護と車いす

車いすを利用されている方の場合というのは、視覚障害者の方を含め、その他にも下肢機能障害がある方もいらっしゃいます。

基本的に車いすを利用されている方、視覚障害者の方が同行援護を利用される事は少ないといわれておりますが、もしそのような方から希望があった場合においては、同行援護をする側である同行援護従業者自身またはサービスを提供する事業者は、利用の拒否をする事は認められていません。

ですから、同行援護をする側となる同行援護従業者は、車いすを利用する視覚障害者の方へちゃんとした対応ができるように、必要な知識を身に着けておかなければ万が一の場合に対して的確な対処ができなくて利用者が困ることにもなりかねません。

車いすの利用者を同行援護する際の注意点

車いすの場合は、急に曲がるような事があったり、急に止まるような事があった場合、車いすに乗られている方にとっては大変不安な気持ちを強くさせる事になります。

ですから、曲がる、止まるという事は車いすが動く前から早めの段階で伝えるようにし、路面などの状況変化などについても備えていただくように伝えることが基本となります。

また、車いすを利用されている方の場合、通常の同行援護よりも耳の位置が低くなっていますから、会話が聞き取りづらい場合があります。

この場合においても、周囲の状況に配慮をしながら、視覚障害者の方へ正確に、確実に伝わるように注意します。

更に、電車などを利用される場合においても、それに合わせた対応が必要です。

駅のホームに対して、利用者と同行援護従業者が平行となるようにして電車を待ち、その位置関係等についても伝えることが安全のためには非常に重要となることは絶対に忘れてはいけません。

また、車いすの場合、車輪が付いています。

天候によっては外出時に雪が降っている可能性もありますから、タイヤが埋もれて操作ができない等の緊急事態を考え、予め車いすの操作をしっかりと身に着けておく必要があるといえるでしょう。

なお、車いすを利用されている視覚障害者の方の同行援護をする場合には、事前に事業所や、自治体などで研修をしっかりと受け、実際に支援する時に困る事がなく、相手に不安を与えないように、支援に対する技術を磨く必要があるといえます。

どのような場面にも対応できるように、積極的に向上心を持って、取り組みを行う事は同行援護従業者にとっても大切なこととなります。

視覚に障害がない方であっても、車いすを利用される方が支援を受ける時は、不安を感じやすくなるものです。

ですから、その基礎を理解した上で、同行援護をする側も、相手にどのように支援をすれば不安を感じにくく、対応する事ができるのかを、しっかりと勉強しておく事が大事ですし、同行援護従業者には、その知識と対応力が求められます。

利用者が安心して利用できるよう、普段からスキルアップするように心がけておくようにしてください。