食事の支援の基礎知識

同行援護を行っていくなかでは、外出時に食事の支援をする場面があると思います。

ここでは、同行援護の際の食事支援の基礎的な事について解説をしていきます。

楽しい食事の時間をおくるために

晴眼者の方も同様、視覚障害の方も含めて、食事は楽しい時間です。

食事は目でも楽しむものだといもいますが、視覚障害の場合は見えない(全盲の方)、若しくは見えづらい方(ロービジョンの方)がほとんどですので、支援の上でよりよく食事を楽しんで頂けるように心がける事が非常に大切なことなのです。

食事の支援の基本を理解しよう

まず、外食時にテーブルなどに置かれた食器の位置に関する情報について伝えるのは基礎的な事ですし、実際に視覚障害者の方に食器に触れて頂き、確認してもらう方がわかりやすいでしょう。

食事の際、時間に合わせて手を食器のある位置まで誘導する事も大切です。

また、口頭にて説明をする場合においても、視覚障害者の方がイメージしやすいように配慮をしながら情報提供する事を心がけるようにしましょう。

口頭にて視覚障害者の方に説明をする場合にはクロックポジションといって、時計の位置で場所を知らせるという方法もあります。

食事については、どのように説明すればわかりやすいかについては、視覚障害者の方と最初の段階でお話しておくと良いでしょう。

また、食器の位置などを変更しなければならないと判断した場合は、その理由を含めて、変更する内容を伝えておくと視覚障害者の方が迷うことなく食事を楽しむことができます。

熱い食べ物を支援する場合

また注意が必要なのが、汁物などのこぼしやすい物や、熱い食べ物などです。

この場合は、手で実際に誘導して確認してもらう方が良い場合もあります。

更に食事の介助が必要となる同行援護を除き、同行援護者も一緒に食事をとるようにするといいでしょう。

また、実際に食事をする前にも、様々な情報を視覚障害者の方に提供する事が大切となってきます。

例えば、そのお店の雰囲気や、内装などを伝えたり、座席の数や、食事をする部屋の広さ、座席の形態(どのような椅子に座るのかということ)に至るまで、あらゆる情報提供をおこなうことが必要となってきます。

更に、実際に食事をする時は、不衛生な印象を与えるような事を伝えたりしないように配慮します。

視覚障害の方にとっては見えない分、同行援護をする者(支援者)が発言する内容から様々な情報を受け取ります。

もし不衛生だと感じるような印象を与えてしまっては、せっかく楽しくて美味しい食事もおいしくなく感じてしまう恐れがありますので言葉の選択にも十分に注意して伝えるようにしてください。

情報提供・支援は視覚障害者(利用者)を中心に

また、伝える内容については、視覚障害者がいる位置を基準にして情報を伝えるようにします。

また、その他視覚障害者からの希望があれば、それに合わせた対応や情報を伝えるようにしましょう。

どのように食事の支援を行えば良いかについても、視覚障害者の方と事前に確認をしておく事で双方が満足できる支援をおこなうことができるでしょう。

食事をしている時間が大切で、楽しいひと時となるように、配慮しながら支援をする事を心がけて情報提供などをおこなっていくといいでしょう。