身体障害者手帳制度について理解しよう

まず、身体障害者手帳制度に関してですが、法律の上では、身体障害者と認められる為には、身体障害者手帳を所持していなければならないと言う規定があります。

また、同行援護を利用することになる視覚障害の場合は視覚障害者の方の見え方の程度によって等級があり、重度の1級から軽度の6級にまでに分けられています。

一般的な障害状態に関してですが、1級・2級は「重度障害者」と呼ばれています。

次に、2級・3級が「中度(中程度)障害者」と呼ばれ、5級と6級は「軽度障害者」と呼ばれています。

このように、数字が大きい程軽く、少ない程重いという事になります。

視覚障害の実態について理解しよう

では、視覚障害の実態についてはどのような内容となっているのでしょうか。

まず、視覚障害は、障害を持った原因として多く上げられるのが、事故によるものや、病気等の疾患によるものが多くなります。

平成18年に実施された身体障害児、身体障害者実態調査では、事故の中でも、交通事故によって視覚に障害を持った方は3.5%と、上位となっています。

※身体障碍児とは身体に障害を持つ子供のことをいいます。

しかしながら、やはり事故よりも多く占めるのが病気などの疾患であり、5人に1人の割合で、感染や中毒などではない病気など、その他の疾患によって視覚に障害を持つ方となっています。

更に、わが国における視覚障害の現状(厚生労働省難治性疾患克服研究事業)によりますと、病気などの疾患が原因として多いのは、緑内障が最も多く、次に糖尿病網膜症、網膜色素変性、黄斑変性、と言う順番となっていました。

また、年代別で見てみると、60歳までに関して1番多いのが、網膜色素変性となっていますが、60代からは糖尿病網膜症、75歳以上となると緑内障が多くなっています。

また、黄斑変性に関しては、60歳以降に増え始める傾向となっています。

視覚障害者の疾患と等級の関係を理解しよう

次に、疾患と等級の関係を見てみましょう。

緑内障

疾患で最も多いのは緑内障となっています。

最も多い緑内障は、5人に1人が1級となっており、6割近くが1級若しくは2級となっています。

糖尿病性網膜症

疾患で2番目に多いのは糖尿病性網膜症となっています。

次に多い糖尿病性網膜症ですが、こちらは5人に1人が1級、内4割が1級若しくは2級となっています。

網膜色素変性症

疾患で3番目に多いのが網膜色素変性症となっています。

網膜色素変性症は、1級は1割程度となっていますが、全体の3分の2程度が1級若しくは2級に該当しているのが現状です。

また、障害を持った原因として多くの方に疾患があることから、視覚に障害を持った後に関しても治療に関するお金がかかってしまう方が多いのが現状となっています。

また、視覚に障害がある為に、希望割合が多いものとして、相談事業の充実があげられており、視覚に障害がある方の場合の割合はより高くなります。

多くの方が、視覚障害の実態を知り、障害を持つ方々が多くの場で活躍ができるように、まずは現状の真実を知る事が大切だと言えるでしょう。