視覚障害者向けのスーツケースを開発へ

日本IBMなどの5社が、共同して視覚障害者向けに人工知能やカメラ・センサーを搭載した走るスーツケースを開発を目指していることを発表しました。

視覚障害者の方が走るスーツケースを持つことで、スーツケースが行き先を自動的に判断して、目的地まで安全に案内できるようになる装置を目指しているということになっているようです。

ただ、発表された走るスーツケースは、利用を屋内に限定しているので、屋外で視覚障害者の方が活動するには、これまでのように、同行援護を利用したり、盲導犬の存在が必要となることは変わりはないようです。

ですが、屋外特に自宅の中などは同行援護の制度では範囲外であると考えられているだけに、走るスーツケースが安価に提供できるようになれば、自宅での安全性は、現在と比較すると圧倒的に高まることになるでしょう。

実際に商品かされる日程は、今現在は未定となっていますので、実用化して実際に普及するまでには、かなりの年数が必要になると思われます。

上記の走るスーツケースの開発に参加している企業は、日本IBM・清水建設・オムロン・アルプスアルパイン・三菱自動車となっています。

様々な業種の企業が参加することで、各分野の得意な部分を実際の商品に搭載することができるでしょうから、障害者の方の生活に画期的な機器が完成することを期待しています。

2020年の6月より、商業施設などで実際の装置の実験を開始するということですので、発売までは未定になっていますが、実験がスムーズに進めば、思っていた以上に早めに発売されることも期待できるかもしれません。

しかし、発売当初は売上数の見込みも少ないでしょうから、高額になることが予想されますので、実質的に多くの視覚障害者の方が利用できるまでには、ある程度の時間が必要となることは、これまでの機器と同じことになるでしょう。

走るスーツケースが完全に実現できた場合には、車いすやショッピングカートにも応用する予定になっているということですので、視覚障害者以外の障害者の方にも、役に立つ機器として期待ができそうです。