視覚障害者=見えないではありません

視覚障害者と聞くと、多くのかたは「全く見えないのかな?」といった考えになることが多いようです。

視力が全くなくゼロの方を全盲といいますが、視覚障害者の方の全てが全盲というわけではありません。

むしろ現在の視覚障害者の数の中では全盲の方は少数派であり、多くの方はロービジョン(昔は弱視と呼ばれていました)と呼ばれる視力が多少ある方が多くなっています。

ロービジョンの中の方でも、視野が狭かったり、視野の中心だけしか見えない場合、視野の中心が見えない場合・視力が全体的に低い場合など、様々なケースが考えられますので、同行援護で視覚障害者の方を外出時に手引きする場合には、ご本人の見え方がどのような状況であるかを理解して、障害者の方が一番行動に不安のない方法で移動するように心掛けていくと、不安なく外出が楽しくできるようになってきます。

特にロービジョンの方の場合は、事故や病気といった後天的要因によって中途で視覚障害者となった場合がほとんどですので、これまで見えていたこととのギャップによって、先天的に全盲であった方よりも、見えない事の不安は非常に強くなっています。

そのようなことを考えて、同行援護をおこなう場合には、利用者である視覚障害者の方が皆さん全盲ではないことを理解して行動するようにしましょう。

実際に見えないことでどのような恐怖感が発生するかを体験したいのであれば、アイマスクなどで一度自分の視覚を遮断してみて、自宅などで少しの間生活してみるといいでしょう。

実際に外出していなくても、自宅だけでも視覚障害者の不便さは十分に感じることができるはずです。