視覚障害は個人により状態は様々

視覚に障害があるといっても、全く見えない視覚障害者の方もいれば、見えにくい状態であるという方もいらっしゃいます。

ですから、「視覚障害者=絶対に全く何も見えない方である」という認識は間違いです。

この、見えにくい状態。つまり、見え方や見えにくさというものはそれぞれで違いもあり、更に理解するとなると、大変難しい要素が含まれてきます。弱視の事を、最近ではロービジョンと呼びますが、この方々の中には、視覚の機能が残っている方も大勢いらっしゃいます。

ただし、ロービジョンであっても上記と同じように、その方によって見え方等にも違いがありますし、見えにくいという事を言葉で表す事は難しいのです。同行援護従業者は、これらの弱視(ロービジョン)の方々に対する理解や、種類としての知識を持ち、対応する必要があるという事になります。

では、ここから、それぞれの見えにくさについて、解説していきましょう。

ぼやけによる見えにくさの弱視

弱視(ロービジョン)の中には、様々な見えにくさがありますが、その中の1つに、ぼやける事によって見えにくいという状態になっている方がいらっしゃいます。その状態を一般的にどういう事か、わかりやすく表現すると、「ピンボケ」をしているような状態です。

皆さんもよく、カメラ等を使用した時に、写った写真がピンボケしていた!なんて事があるのではないでしょうか?まさに、この写った写真のように、ぼやけている状態で見えにくいという弱視の方もいらっしゃいます。

この「ぼやける」という事によって、図と背景の境界線が不明瞭となってしまい、細かな部分を見分けるという事が、大変難しくなるのです。

まずは、屈折矯正を適切に行い、他の方法としては、網膜像を拡大するという事も考えていきます。また、他にも、弱視の眼鏡を利用したり、拡大読書器や、パソコンを用いて画面拡大ソフトを利用する事や、読む物になるべく眼を近づける等して文字等の認知をする事になります。

まとめ

同行援護における弱視(ロービジョン)について①では、前説と見えにくさに関するものの種類の内、1つを解説しておりますが、引き続き②、③等でその他の弱視に関する見えにくさについて解説をさせて頂きますので、是非参考にしてみて下さい。

まずは、視覚障害者の全ての方が、全くもって視力がないと言うわけではなく、全く見えないわけではないが、見えづらい人もいると言う事を理解する所から始めていきましょう。

また、この文章の前段でも申し上げているように、視覚障害の方々によって、見えにくさというものにも違いがある事を覚えておく事が同行援護を行う際には非常に大切なことであるといえるでしょう。