同行援護は歩行だけでなく交通機関も利用する

視覚障害者の方の同行援護を行う際、目的地にたどり着くまでには、歩行だけというわけではなく、様々な場面で電車・バスなどの公共交通機関を利用する事も多くなります。

少しあなた自身のこととして考えてみて下さい。

あなたが公共交通機関を利用する場合には、実際に電車等に乗車するまでの間に、様々な場所を通ったりしなければならないはずです。

例えば、階段であったり、エスカレーターやエレベーター、何かをまたいだり、ドアを通過したり、狭い場所の通過や、その他に公共交通機関を利用される人々とぶつからないようにする事、そして実際に電車に乗車した後に椅子へ誘導する事など。

交通機関の利用をされる視覚障害者の方の同行援護をする上では、基本的に必要な技術は沢山あります。

また、視覚障害者の方が、安全に行動ができるように配慮するための総合的な技術も求められるのです。

また、同行援護を行う者(支援者)は、自分の行動をしっかりと言葉にして視覚障害者の方へ伝える事によって、視覚障害者の方が移動するため安全性をより高めるようにしなければいけません。

このような事を学ぶ為には、同行援護従業者養成研修の一般課程(3回で講義は修了になります)において、車やバスなどを含めた乗降等をイメージしたような仮想空間を利用して、実践的な練習を繰り返す事が非常に大切となってきます。

これらと合わせて、同行援護従業者養成研修の応用課程(応用課程の講義は既に一般課程を受講している方は2回で修了となります)としても、実際の電車やバス等を利用して練習を行う事も、同行援護を行う上ではとても重要な事なのです。

同行援護の具体的な手順を理解しましょう

以下では、具体的な手順の例を上げておきましょう。

このような課程を経て、同行援護は行われます。

どの交通機関を利用するか?

事前にどの交通機関を利用するのか確認し、そのルートを把握しておきます。

この際に注意が必要なのが、ルートを決めるのはあくまでも支援を受ける視覚障害者の方(利用者)であり、同行援護をする側(支援者)ではありません。

主役は利用者である視覚障害者の方であるということは絶対に同行援護を行うなかで忘れてはいけないことであることを十分に理解して支援を行うようにしてください。

事前準備の重要性

乗車券を利用する場合は、時間や手間を取らせないように、事前に準備しておきます。

また、交通機関の利用をする際に、同行援護を行う場合、交通機関の利用は乗車券を購入する所から始まっているのだという認識が必要となります。

移動時の切符などの持ち物の確認

購入した切符は同行援護者が持つ方が良いですが、視覚障害者の方自身が購入した切符を持ちたいと希望される場合もありますから、事前に確認するようにして気持ちの良い移動ができるように心掛けましょう。

自動改札機は、2人分の切符を入れ、通過します。

また、有人改札の場合においては、確認する駅員から身体障害者手帳の提示を求められる場合もありますので、予め用意しておくとスムーズに改札を通過ができますので良いでしょう。

まとめ

上記で説明したことは、あくまでも一例であり、この事以外にも、様々な事を想定しておく必要があります。

その時、場合によって、柔軟に判断したり、対応できる能力が同行援護を行う者(支援者)には求められているのです。

このように、公共交通機関を利用する際の同行援護は、上記のような基礎知識を持っている事は当たり前であり、その他にも対応力が求められることになります。