同行援護で階段を使用する時

同行援護の技術①の段差編では、段差に対する同行援護の基礎的な事を解説させていただきました。

では実際に、段差が続く階段を利用する場合の同行援護については、どのようにすれば良いのでしょうか。

ここでは階段を使用する際に気を付けるべき点を確認していくことにします。

階段を利用する際の支援方法について

階段にも様々あり、段差が高いものや低いもの。

また、手すりがあるかどうかや、階段の足場の幅などもその場所の階段によって様々です。

階段はいつも同じではないことを頭に入れて注意しながら同行援護としてのサポートをする必要があります。

また、手すりがある場合は、視覚障害の方へあらかじめ手すりを使用するかどうか確認しておきましょう。

階段での同行援護支援手順

階段を利用する場合も、段差と同様に、階段には直角に近づいていきます。

できる限り階段に近づき、一度停止をして下さい。

ここでも段差と同様に、上り階段なのか、下り階段なのかの情報提供をすることを忘れてはいけません。

この時、事前に視覚障害者の方に確認した手すりを利用されるのであれば、手すりのある方向へ誘導をおこないます。

この時の誘導は、腕を持たれている方で誘導するようにします。

そして実際に上りだす・下りだす際は、こちらも段差同様、重心を前にするタイミングに配慮しながら、視覚障害者の方とは反対側の足から踏み出します。

そして視覚障害者の方がしっかりと階段の段差を確認した段階で重心を移動させて上り・下りを行っていきますが、この時も、前方から来る方などには注意をし、視覚障害者の足元にも注意しましょう。

また、同行援護従業者(支援者)は、視覚障害者の方の足より一歩先を進むようにします。

更に階段を上る場合ですが、視覚障害者の方とリズムを合わせる事が非常に大切です。

階段を利用している最中は常に直角に進むようにし、向きを変えないようにします。

階段を無事に上り下りが終了したら、段差と同様に一旦停止します。

タイミングは難しくなりますが、階段がもうすぐ終わるという情報もあからじめ知らせる必要があります。

タイミングが難しい場合は、事前に視覚障害者の方と話しておく事も大切でしょう。

また、下りに関してですが、足を広めに出す事により、視覚障害者の方の手や足の運びに余裕を持たせる事ができます。

視覚障害者の方の中では、手すりを使ってご自身だけで階段を移動される方もいますし、白杖を使用される方もいらっしゃいます。

視覚障害者の方が、自分での移動や白状の使用を希望される際は、同行援護従業者(支援者)は下りの時は視覚障害者の前へ位置を取り、上りの際は後ろ側へ位置を取ります。

また、階段の種類によっては、らせん階段のように回る形で上り下りをする時もあります。

このような場合は、一段ずつ進むごとに停止をしたり、危険がないような位置を取るなどの配慮が必要となります。

どちらにしても、正確な情報の提供と、危険予測を怠らず、サポートをする事が重要だといえるでしょう。