同行援護をするときに遭遇する段差

皆さんも経験された事がある方も多いのではないかと思うのですが、目の前に階段があって、ふと不注意により、もう一段あると思って足を前に出したところ、段差がなく、びっくりしてしまった等という経験はありませんか?

晴眼者(視覚に問題のない人)の場合は目で見て、どのくらいの高さがある階段を上るのか、視覚から情報を読み取る事ができますが、そのような方でも踏み外せばケガにも繋がり兼ねません。

段差を超えるときの注意点

視覚障害者の方であると段差を超えるときにはどうなるでしょうか。

段差がたった一段あるだけでも、段差の情報を視覚障害者に伝えなければ、転倒したり、ケガをするきっかけとなってしまいますし、視覚障害者に移動に対する大きな不安や恐怖を与えかねません。

段差が一段しかない場合であっても、その情報をしっかり伝えなければならないということは絶対に忘れないようにしましょう。

段差を通過するときの手順

まず、段差がある場合は、それに対して直角に近づき、できるだけ段差に近づいて停止します。

この時、必ず段差などがあることを視覚障害者の方へ伝えることを忘れてはいけません。

また、同じく情報提供として、上りの段差なのか、下りの段差なのかの情報もしっかり伝えておきます。

更に、視覚障害者の方がいる側とは反対の足を段差にかけて、視覚障害者自身にも段差の確認を行っていただきます。

また、この時、同行援護者(支援者)は体の重心を前に持っていかないようにします。

同行援護者が重心をあまり前にしてしまうと、視覚障害者にも重心を移動していることが伝わり、つられる形でケガや事故の原因になりかねませんので、重心には細心の注意をはらいましょう。

視覚障害者自身が、しっかりと段差の確認を取ることができたら、ここで同行援護者が体の重心を前方向へと移していきます。

そして段差を上る、若しくは下がる動作をとっていきます。

また、視覚障害者の方の段差に足を置く位置にも配慮するようにしましょう。

段差のぎりぎりの所だと、少し上りにくい、または下りにくいという問題が出ますので、段差ぎりぎりではなく、少しだけ前の方へ置くように誘導します。

無事に段差の上り下りが終わったら、しっかり停止するようにします。

段差の上り下りの際は、その最中に、同行援護をする側は、視覚障害者がケガなどをしないように、視覚障害者の方の足元には細心の注意を払いながらサポートをする事が大切です。

また、段差の場合、上りと下りでは、下りの方に十分注意をする必要があります。

上りの場合は、上がりますが、下りの場合は恐怖感が増える他、段差によっては、階段とまでは言えないものの、一つだけではなく、二つである場合などがあり、一歩下って終わりではない事も考えられます。

一歩目の下りで足のバランス等を崩してしまうと、二つ目にある段差で転んだり、ケガをする恐れもあります。
これらの事に配慮しながら段差のサポートを行います。