同行援護において、その場面によって、代筆をする上でやり方が違う場合がありますので、ここでは場面別で解説を行っていきます。

今回は金融機関・冠婚葬祭・アンケート・会議の場面での代筆となります。

金融機関での代筆

銀行などの金融機関においても代筆が必要となる場合があります。

基本的には利用者である視覚障害者本人が金融機関の窓口の行員と応対しますが、場面によって代筆が必要となった場合、誰に代筆を頼むかについては、視覚障害者本人の意思に従うことになります。

同行援護者が代筆をお願いされた際の注意点を理解しよう

〇誤字、脱字がないか細心の注意をはらう。

〇口座の名前、口座番号、店番など、再度手続きとならないように、不備に気をつけます。

〇捺印が必要な場合は、どこの箇所に何個捺印が必要であるかの情報を視覚障害者に予め伝えておき、使い終わった印鑑は速やかに視覚障害者へ返却します。

〇銀行ではお金の出し入れなどによって、現金を扱う場合もありますので、行き違いなどが発生しないように、お金のやり取りを行う際は、銀行のスタッフがいる場所や、窓口で行う方が良いです。

〇銀行にて知った情報は、個人情報の中でも極めて重要な情報が含まれている為、知った内容は絶対に第三者に漏らしてはいけません。

以上の事が銀行での代筆で起こりやすい事柄ですので、これらの事に注意をします。

冠婚葬祭での代筆

冠婚葬祭とは、結婚式や、お葬式などの事をいいます。

冠婚葬祭への同行援護をする上で代筆を求められる場合があります。

まず、伺った先で、住所や氏名などを記入する場面があります。

事前に、筆記用具や筆ペンなどを用意しているとより安心です。

また、スムーズに記入できるように、記入すべきであろう情報を、予めメモなどに記入し、持参すると良いでしょう。

アンケートの代筆

同行援護は、外出する際に行われますので、街中でアンケートに協力する場面もあるかもしれません。

まずは、そのアンケートに答えるかどうか、視覚障害者本人の意思確認が必要ですので、アンケートの内容と、質問数を確認し、視覚障害者に説明をしましょう。

代筆をする際には、内容は正確に記入し、ここでも同行援護をする支援者側の意見が入らないように注意しなければいけません。

最後までアンケートに答えることができるように支援者が利用者をサポートする事が大切になります。

会議での代筆

会議では、会議の内容をメモしなければいけない場合があるでしょう。

要点を簡潔にして記入し、第三者が見てもわかるような書き方をします。

なお、会議に資料がある場合においては、予め主宰している方へお伝えし、その資料を手配して貰います。

会議で重要となる代筆は、内容をわかりやすく簡潔にしたメモを取るということになります。

◆代筆しない方が良いケース

中には代筆をしない方が良い場合もあります。

例えば、金銭の貸し借りや、手形、小切手、土地建物などの契約書などは控えるべきでしょう。