障害が視覚だけでない方もおられます

盲重複障害とは、名前からも分かって頂けると思いますが、障害が重複しているという事になります。

つまり、視覚に障害があるというだけではなく、それ以外にも聴覚、知的、肢体に障害があり、それらを併せもっている障害者の方の事をいいます。

ただし、注意して頂きたいのは、視覚障害には、範囲があるという事です。つまり、視覚障害に範囲があるという事は、その他の障害についても範囲がありますので、視覚障害があって、その他の障害も持ち合わせているので盲重複障害といえるのか?と言われると一概にそうとはいえないという事実があります。

重複障害の具体例

では重複する障害というのは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

まず、重複として多く見られる障害は、知的障害になります。実際に、視覚障害特別支援学校の生徒や児童においては、視覚の障害だけではなく、併せて知的障害がある方が多い現状にあります。

視覚による障害だけではなく、知的障害を併せもつ場合、他の人とのコミュニケーションに問題があったりする事も多く、視覚による障害でそうなっているのか、知的による障害によってそうなっているのかの判断が難しい場合があります。

その為、サポートする側も様々な知識や対応力などを身に着けなければなりません。更に、脳の血管の障害や、事故などによって視覚に障害が出た方の場合においては、脳を損傷していますから、視覚以外にも様々な不自由を併せもつ事が多くなります。

例えば、歩く動作や、言葉を発する事、その他身体のあらゆる部位を動かす事が困難になっていたり、若しくは全く動かす事ができない場合などが挙げられます。

その為、その方に合わせたきめ細やかな支援の仕方を考えなければなりません。

更に、脳に損傷が起きたが故に、記憶力に障害が起きたり、集中力が欠けてしまう可能性もあります。

また、場合によっては、車椅子が必要となるケースもあります。視力障害により、目が見えなくなったり、見えにくくなった方で、車椅子を必要とする場合、自分の足で歩く事ができませんから、視力障害の上に、車椅子を他人に押して貰う場合などについては更なる恐怖を持つ事になります。

また、脳の損傷を受けた方については、高次脳機能障害となる方も少なくなく、この場合も視覚に障害があるのであれば、盲重複障害に含まれる事になります。

このように、視覚に障害があるだけでも不自由なのに、他にも重複する障害があると言う事を知識として入れておき、同行援護のサービスをおこなう必要があるという事になります。