ルートによっては狭い道を通過することも

視覚に障害がある方をサポートする為の同行援護ですが、同行援護は外出時に行う為、道によっては様々な場所があります。

そんな中で、移動の目的の過程で、狭い場所などをどうしても歩かなければならない場合もあります。

このような場所の場合、どのようにサポートするのが正しいのでしょうか。ここでは同行援護時に狭い場所を通過する際のサポートの仕方について解説します。

狭い道を通過することは身近にも

基本的な同行援護の形というのは、同行援護をする側が前を歩き、視覚障害者の方が後ろ側に立って同行援護者のひじの上の辺りを握るような形をとる方法と、その他、腕を組んだり、肩に手を置くなどの方法があります。

しかしこのように、ほぼ二列の状態で通れない場所だってあります。

例えば、病院に行く為に同行援護を行ったとしましょう。

大きな病院などには待つ為の椅子が多く置かれており、椅子と椅子の間を通って空いている席へ座る場合もあります。このような場合は、当然の事ながら、椅子と椅子の間の空間は狭い為、大概二列では通る事が難しい場面に遭遇する事でしょう。

このように、どうしても一列で同行援護を行う場面というのは、外出時に出てきます。

狭い場所での実際のサポート手段を理解する

では、具体的に解説をしていきましょう。

まず、狭い場所を通る場合の同行援護における基本は、実際の狭い場所の正面に視覚障害者の方が来るように位置を取って停止します。

次に、実際に視覚障害者の方へ情報提供をします。「今から狭い場所を通ります」などと声をかけましょう。

そして、視覚障害者の方の前に同行援護をする側が位置を取る事も合わせて伝えます。また、その時、視覚障害者が触れている方の腕を背中側へ回します。

そして言葉にて前へ出る事を伝えるわけですが、この時絶対に視覚障害者の方の後ろ側で援護しないようにします。サポートをする側である同行援護者は、視覚障害者の方の前に立つようにします。

また、同行援護をする側と、視覚障害者の方に身長差がある場合は、後ろに回した手を背中部分から少し浮かすようにして相手のつまずき等を防止します。

つまり、前と後ろで少し距離を取る事によって安全性を高めるという事になります。

無事に狭いところを通過し終わったら、一旦停止して視覚障害者の方へ狭い場所の通過が終了した事をお伝えします。

また、前途でもご紹介しているように、同行援護をする時、視覚障害者が肩に手を置く形でサポートをする場合がありますこの場合の狭い場所の通過は、置いてある方とは反対側の肩に手を置き換えてもらい、一列になって通る方法があります。

このように、同行援護には、その場所に合わせた対応が必要になるということを理解してサポートを行うことが非常に大切となってきます。