視覚障害者にとってパソコンとは??

視覚障害者は、全盲の方とロービジョン(弱視)の方にわかれています。

その中でも、特に全盲の方にとっては、パソコンが普及する以前は一般の方が読むことのできる文字(墨字と呼ばれます)で書かれた文章を読んだり書いたりすることは、1人では不可能なことでした。

しかし、パソコンを始めとしてデジタルデバイスが普及することで、墨字の本をよんだり、墨字で相手に手紙を書いたりすることも不可能ではない時代となりました。

視覚障害者にとってパソコンを使うというハードル

使用することができれば、非常に便利な道具であるパソコンですが、一般の方と違って、視覚障害者の方は画面を見ることなく音声だけで操作をしなければいけませんので、操作ができるようになるまでに非常に時間が必要となったり、そもそも利用ができないといった問題もあって、音声パソコンの存在は知られているものの、普及がそこまで進んでいないことも問題といえるでしょう。

現在の日本のインターネット利用率は90%以上になっていますが、視覚障害者に限ってインターネットの普及率を調べてみますと、わずか10%に届くか届かないかといった非常に低い普及率となっているのが、現状です。

人間は情報の取得の80%を視覚から得ていると言われています。

このため、視覚障害者のことは情報障害であると呼ばれているのです。

行政機関なども音声パソコンの普及のためのソフトの購入補助などの制度を導入していますが、まだまだ普及を進めていくには行政機関の積極的な行動が必要な事は、間違いないでしょう。