盲ろうの障害を抱える方が困っていること

盲ろうの障害を抱えている方は、情報の入手・コミュニケーション・移動などの日常生活の様々な場面で大きな困難が生じていることがほとんどです。

視覚と聴覚の両方に障害を抱えているわけですので、自分1人で情報を得たり、人と会話をしたり、外出や移動をすることは非常に困難であり、また危険であると言わざるを得ないでしょう。

情報を得れなかったり会話や外出または移動が困難となることで、どうしても社会から孤立してしまいがちになる危険性もはらんでいます。

視覚と聴覚に障害を抱えている盲ろうの方が社会参加をするためには、情報の入手・コミュニケーションの支援や移動の介助は絶対になくてはならないものとなります。

実際に盲ろうの方であっても、上記で紹介したような支援を受けることで、社会で活躍している方も多く存在しておられますので、障害が社会参加のバリアにならないように配慮することは非常に大切な事であるといえるでしょう。

生活環境や視覚障害と聴覚障害の程度、またその障害の発症時期によって、コミュニケーション方法が個々に異なることを理解しておくことも、適切な支援のためには大切な事であるといえるでしょう。

家族や周りの支援者が、手のひらに文字を書いてみたり、触手話や指点字など、それぞれの盲ろうの方にあったコミュニケーション方法を生み出す努力と工夫が大切であることを理解して、盲ろうの方と接していただければと思います。

盲ろうの方とのコミュニケーション方法

盲ろうの方とのコミュニケーションはたくさんありますが、その一部を紹介しておきますので、実際の支援の際の参考にしていただければと思います。

手書き文字

手書き文字とは、手のひらに指先などを使って文字を書いて伝えるものとなります。

触手話

触手話とは、相手のおこなう手話に触れて、手話の形で内容を読み取るものとなります。

指点字

指点字とは、点字タイプライターのキーの代わりに、盲ろう者の指を直接たたいて点字を表すものとなります。

6本の指を点字の6点に見立てて行いますので、指点字と呼ばれています。

文字筆記

視覚の活用が可能な方に対して、紙やパソコンに文字を筆記して伝えるようにします。

文字の大きさ・間隔・線の太さなど、盲ろう者の見え方に合わせた配慮が必要なことは覚えておくようにしましょう。

音声

聴覚の活用が可能な方に対して、耳元で補聴器のマイクなどに向かって話します。

声の大きさ・抑揚・速さ・音の高さなど、聞こえ方に合わせた配慮が必要であることを理解しておきましょう。